『「子なし」のリアル』ご感想

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書籍『「子なし」のリアル』

交流会に来ていただいた方から『「子なし」のリアル』の丁寧な感想をいただきました。
長文ですが許可を得て下記掲載させていただきます。

(直接知っている方なので、感想がとても私にほんと優しく^^;嬉しいです。
書籍に関しては足りない点指摘やイマイチ感等ネガ感想が出てくるのは重々承知ですが、
それらは「聞か猿」にしていようと思いますーこのスタンスに至るまでは少し時間かかってしまったが。

というのは、私は物書きではなく、子どものいない人のことを知ってもらいたい思いを1冊の本にこめたのもので
批判や指摘点を次回に生かす機会ない(;’∀’)~ので。)

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40代既婚女性 Rさんから

samiさん、こんにちは。
交流会で2度程お世話になりましたRです。
『子なしのリアル』読ませて頂きました。

〇〇の有隣堂で取り寄せして帰ろうと検索機にかけたら、在庫有りの表示が出まして。
店内地図で探しに行くとありましたありました!
最初は下部の段に背表紙見せて並んでいるものの1冊が目に入り、続いてその直ぐ下に6,7冊平積みになっているのを見つけました。
一番上の本に、何人かの人が立ち読みした形跡が有りまして、なんだか嬉しくなりました。
12/20の事でした。

普段あまり寄りつかないコーナーで、ジャンルは忘れてしまいましたが。

1ページ目から順に読んで行きました。
ノンファンの背景が分かりやすくまとめてあって良かったです。
フラットな立場から書かれていたので、お子さんのいる方々に反感を持たれることなく、ノンファンの気持ちを多少なりとも忖度して貰えていたら最高だな、と思いました。

望み叶わず型の殆んど専業主婦のノンファンとしては、もっともっと具体的にあれやめて!これ酷いとか書いて欲しかった気持ちは正直いうとあります。
もっともっとハッキリ強く言わないと分かってくれない人の方が多いよ!と。

ですけれどそれをやってしまっていたら、反感も持たれやすく、ノンファンへの理解も進まなかっただろうとも思います。

私は主婦という名のひきこもりでした。
仕事が続かず結婚に逃げた部分が大きいです。
夫はそんな私を責めることもなく、平安なく毎日と言えばそうなのですが、私自身がひきこもりの私を許せませんでした。

子どもは好きな方で、内膜症持ちなのででき辛いかも知れない自覚はあったものの、不妊症とは思いませんでした。
普通に子育てや我が子に対する夢もありました。
可愛い子を授かって、ママ友との交流を足掛かりに、ひきこもりを脱出しようという目論見もありました。
でもその夢は叶いませんでした。

結婚して10年経って、ようやく不妊治療をすることになりました。
婦人科の開腹手術から始まり、再度の自己タイミング。そして一気に体外授精へ。
かれこれ4年程、ほぼ自分が納得できるまでやりました。

体外授精では生理の3日目から10日目くらいまで休みなく、注射を打ちに片道1,5時間掛けて病院へ通いました。
もともと生理が重い上に、ひきこもり同様の生活でしたからフラフラでした。
排卵日が決まると(あぁ、これで1日休める。採卵、移植が終わったらしばらく休める。)と思っていました。
受精卵を培養する液があるのですが、人工か自分の血清由来か選べたのですが、1日の休みを失うのが辛くて人工を選んだくらいです。

不妊治療を終了させ、ひきこもりからも脱出しましたが、ふと気付いたら体調も体力も低下していました。
もし仕事を続けていたら早くに気付けたでしょうし、きっともっと早い段階でギブアップしていたと思います。
たしかに不妊治療は内膜症を悪化させるんですよね。

治療後も内膜症の治療は続いているのですが、ディナゲストというホルモン剤を飲むと多量の不正出血には悩まされるのですが、殆んど痛みから解放されるので良かったのです。

服薬までは心理的にも身体への負担からも抵抗があったのですが、一度飲んだら飲んだりやめたりの繰り返しの方が身体に悪い気がしていました。

ところが医師から見ると、生理が止まるのだから痛みがないのは当然。しかし病状は子宮が大きくなって悪化している。ホルモン剤は良くないのよ…、と結局服薬にドクターストップが掛かってしまいました。
他にも胃腸症状に何年も何年も悩まされ、蓋を開けてみれば自律神経が狂っているといわれ。
婦人科手術の影響も更年期もあるのでしょうが、婦人科通院に苦しむ心に蓋をして、身体に鞭打って続けた不妊治療が影響したように思えてなりません。

ノンファンの専業主婦は叩かれ易いですし、直接叩かれなくても、勝手に相手の心理を忖度して小さくなることが多かったです。
今も殆んど専業主婦なのであまり変わらないとはいいながら、少しとは言え働いていること。
現実問題結婚生活を続けながら正社員をする体力はないので、気は楽になりました。
もし独身に戻って正社員になったら、働き続けることは何とかできても、掃除も片付けも行き届かず生活が立ち行かないだろうと自覚しています。

ひきこもり専業主婦だった頃、数年程社宅に住みました。
何でもかんでも当然の様に幼稚園の行事の日程を考慮しながら話は進み…。
共用水道でビニールプールを出したり。
それでなくてもママさん同士の井戸端会議の脇を通るのが辛いのに、果ては同じ水道で洗車まで始めて。

もっともそこでは夫が激務なので働きに行く方が珍しく、私に対しても不妊で子どもがいない人という目ではみても、ひきこもりに対しては当たりが柔らかかったです。

それでもある日、越した翌日にゴミ当番を押しつけて来た奥さんに、子どもの都合だと快く草取り等休めるのに(実はズル休みしている人がいるのも気付いていた。)、私は子どもがいないが為に体調不良でも出席しなければならないし。と文句を言った事がありました。
今思うと被害妄想の気もあったと思うのですが、その奥さん怒ることもなく。
皆休んでるのだから、そういう時は大丈夫だから休んで!と、他の社宅ならではの話などもしてくれつつ宥めてくれたことがありました。

どうやら新婚当時から違う場所の社宅に住み、その時に自分が私にゴミ当番を押し付けたと同じような事をされたらしいです。
私は当時が初めての社宅生活だったのですが、夫経由で知っていて、羨んでいた面もあったらしく。

samiさんが、御本の中で”楽でいいわね。”と言われて”気楽な気分になる人はいない”と書いて下さって、私は少し救われた気分になりました。

御本を読んでいて、お子さん都合で欠勤等する人が、それをカバーするノンファンに感謝の気持ちどころかノンファンだから当然!といった態度をとる姿が浮かんできました。

例えば不妊に苦しんでいる人が、お子さん都合と聞いただけで苦しい気持ちを押し殺してカバーしてくれているかも知れない。
不妊治療中の人が、自分が治療で休みたいときに休み損ね、嫌な思いをしているかも知れない。
そのお子さんが、流産、死産、早逝でなくした我が子と同じ歳かも知れない。

言葉にして伝えても、理解してくれない人も多いかも知れない。
ですけれど結局ノンファンの側も声を出していかないと、理解されようがないですよね。
私も普段の生活では面倒だったりして、傷ついても黙っていることが多いです。

その場では言えなくても、時機を見てでも伝えていかなければ…と思いました。
そしてお子さんのいる方々にも、ノンファンが想像しにくい、理解しにくい事情をきちんと伝えて欲しいです。

相互理解が進んでいつか自然に”あ。ノンファンなの!いつもは確かにPTA欠席してるんだけど、今日は出ないと役員にされちゃうのよ!!お願い!シフト変わって!!””(こないだシフト変わってあげたAさーん、)生理重くて辛いんだけど、普段も治療で休んでるから休み辛いの。変わってくれない?”の様な会話ができる日がくると本当に良いですよね。

案外知られていない気がしますが、独身も含めた高齢ノンファンは、冷静な目で周囲の人の子育てを見てるんですよね。
自分に子どもがいない分、余計に暖かく見守っている人も少なくないはずです。
子育てしていないから分からないことも確かにあるでしょうが、そうしたフラットな冷静な目線を、子育て中の人はもっと活用したら良いと考えました。

そうそう。私、お子なし様よりノンファンの方が良いです。お子なし様の方が分かりやすいかも知れませんが、不妊様や子連れ様に似た響きがあって抵抗があります。わざわざ自分からそんな嫌な感じの呼称を広めたくはないです。

samiさん、出版して下さってありがとうございました。
少しでもノンファンへの理解が進むことを祈ります。

ーーー☆☆☆ーーー

本の流れに沿って書き手の書いたことを肯定してくださっているなど
気を使わせてしまっている~^^;。

Rさんは明るくて気さくな方です。今回感想で書いて下さったような
つらい経験をなさっていることは知りませんでした。

子どもがいない人ーノンファンの方の人生のストーリーを取材や話をしている中で
詳しくうかがうことがあります。
とてもつらい、ハードな経験をされている方も中にはいらっしゃいます。
でもそれは外からは見えない。
それぞれの人生の物語を一瞬垣間見て、懸命に生きる人のいとおしさを感じることが多いです。
(なんかえらそうに語っているな^^;)

※※※

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